向こうではさっきとは違い随分と狭まった異次元空間。 あれが完全に姿を消した時、四百メートル走が実施される手筈。 だが、単純な俺は判断を誤り無駄なダメージを負ったあげく、あの異次元の先に 行く事をためらっている。 あまりのショックのデカさに目的をも見失いかけていた。 悔し涙を流し、視線は麻衣へと動いた。 苦しそうにもがいてる麻衣を見ていて死ぬほど辛かった。 やがてそんな彼女の体はぴたりと動きを止めたんだ。 …………(んっ……?!)