俺は2人を遮(さえぎ)るこのバリアを叩いて叩いて叩きまくった!!! 吹き上げ混じる汗と血。 体は俺を見捨て地べたにはいつくばった……… わずかな視界で少しずつ少しずつ…… そうして麻衣の傍までやってきた。 麻衣の体は痙攣(けいれん))していた。 「麻…衣 俺の声……が…聞こえるか…?」 応答がない。 なぜこんな事に!! 俺はこの怒りをどこにぶつけたらいいのか分からなかった! 彼女の無惨な姿を目の当たりに言葉が見つからない。