体は容赦なく弾く紫色のバリアでボロボロと化していた。 俺は麻衣に近寄ってはいけなかったんだ。 これは根源に堪えその想いを胸に異次元へ入る手筈。 だが今の俺はどうだ……? 目の前のことで正気を失い全身をボロボロにしている。 この体でいずれ四百メートルを競い、優勝しなければならない現状さえ見えてはいない。 麻衣は無事なのか…? バリアのすぐ傍で倒れ込む君にゆっくりと近づく…… 息はしているようだったが体が痙攣していて見ていられない。 何か言っている……