涙の宝器~異空間前編



また起き上がる。


同じようにあの人の元へと駆け寄る。


その時だった!




ピピピピピピピ!!


どうやら腕時計から鳴っているらしい。


ボタンを押したり叩いたりするが一向に音が消えることはない。



まさに耳鳴りに似た音地獄が続く!!


これが何を意味しているかその答えは五十メートル後方に存在していた。



後方にはいつの間にか異次元空間が現れていた。


腕時計を地面に叩き衝けるがびくともしなかった。








「麻衣っ!!!!!!」