涙の宝器~異空間前編




指輪−−−−





俺は渋谷にいた。


今日はミコにプレゼントがあった。



(大したもん買えなくてごめん!)



だけど、俺はお前を守るって決めたから!


だからずっと一緒にいような?


ミコ……


そんな俺の気持ちとは裏腹に、待ち合わせの時間を過ぎてもミコは現れなかった。




僅かな視界−−−−





俺は凍える体で最後の力を振り絞り、内ポケットに大事に閉まっていた小さな箱を取り出した。




箱を開けようとした時、つい手を滑らせてしまった…