涙の宝器~異空間前編




(何!!!)



俺の書き込むスピードがどんどん早くなっていく!!


手が勝手に動くのだ!


自分の意志感覚が崩れ、ページは次々に書き込まれていった……



「止まれよ!!
止まれってば!!
このヤローッ!!!!」



手のスピードに翻弄(ほんろう)され、走るスピードが急激に落ちた。



ヤバいっ!


りょ…う!





やがて俺は全てのページを書き終えてしまった………







ドサッ……



俺はその場に倒れ込んだ。

寒い……



オーラは消え、俺は再び極寒に襲われた。