春 side 「あのね、大樹くん、ちょっといいかな?」 私は、あずがいなくなったことを確認して 大樹くんを廊下の端の人通りの少ないところに呼んだ。 「これ、個人的に作ったの。 もらってくれる?」 私は、勇気を出して言った。