「ごめん、今日は、休むね」 アタシがそれだけ言うと 『ねぇ、好きなんでしょ? なのに何で別れるの?』 「…………」 アタシが黙っていると 『今から麗の家に行くから!』 「え!? 学校は?」 『んなもん、親友のために休んで何が悪いのよ! 今から麗の家に行くから、ちゃんと待ってなさいよ!』 梓に一方的に言われて 電話は切れた。