「「頑張ってね!」」 アタシと梓は、大沼くんに向かって言った。 今日は、スポーツ大会。 大沼くんは、もうすぐバスケの試合にでる。 今からバスケの試合と共に100mの試合が行われる。 ドン! 後ろから走ってきた 隣のクラスの赤城くんにぶつかった。 「ごめん! ……って、なんだ、顔だけの岡沢じゃん」 赤城くんはそう言って 100mの召集場所に向かって歩き出した。