布団に入ってからも もやもやした気持ちは治まらなかった。 翔くんとは一緒にいちゃいけない。 身分が違いすぎるから。 あたしがそんなことを思っているとも知らずに翔くんは 隣で定期的な寝息を立てて爆睡。 翔くんには悪いけどたくさん嘘をつかせてもらうかもしれない。 汚い嘘。 自分を守るためだけの嘘。 周りから自分の正体を隠すためだけの嘘。 ごめんね。