桜の咲く頃 ~君に~


なんでだろう?


彼の家に来てから安心してばかりだ。


ずっとここにいたい


少しでもそう思ってしまうのはワガママかな?


「ドライヤーかけてきなよ。」


肩にかかったタオルで頭を拭いてくれた。


「ん。」


くすぐったくて気持ちいい。


濡れたまま時間が経って冷たくなった髪を丁寧に拭いてくれる。


「脱衣所にあるからやってきな」


上から3番目の引き出し


と指示された。


行くと