「もう、いい?」



「え...?!」



「おいで...ゆら...」




彼が手を伸ばしている。



夜中の2時を知らせる音楽が流れる。

なんの曲...?

オルゴール...?

なんだか懐かしい感じがする...



そのメロディーが流れはじめると同時に差し出した手を一気に引かれる。



「キャッ!!!」



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