Friend-キケンなクラス-

入学式の朝。

ワクワクが止まらなかった。

どんなクラスだろうか。

友達は出来るだろうか。

仲が良いクラスなら好いな。

早く席を見てみたいな。



でもその日の放課後。



あたしの夢は砕け散る事になる。














放課後。



「ねぇねぇ、真樹ぃ!あの担任ウザくない?」

「うん。やっぱ夏奈子もそう思う?」

真樹と呼ばれる人物は、担任のいなくなった教壇をまじまじと見つめる。

境野夏奈子(サカイノ カナコ)と安城真樹(アンジョウ マキ)。

いかにもイジメっ子という感じの二人。

ボーッとしながらその近くの窓の外を見ていると、真樹と呼ばれる、スラッとした顔立ちに、上の方だけポニーテールを結ったきれいな女の子があたしに近づいてきた

「あのさぁ、水無月沙羅だっけぇ?何さっきからあたしたち見てんの?」

「え…や…あたし?窓の外を見てたの…」

クラスの視線があたしと真樹に集まる。

「うっそつけぇ!本当は仲良くしたかったりぃ?」

特にそんな事はなかった。

ただ本当に、微かに聞こえる小鳥の囀りを聴きながら外を見ていた。

「なら来て?仲良くしたげるぅ!」

「え…うん」

それに反論することが出来なかった。

クラスの視線が散って行く。

あたしの夢と共に…