図書室ではお静かに~甘い声は唇で塞いで~【完】


「お前、どこ行ってんの?」


教室に戻ると新が待ち構えたように聞いてきた。


「内緒」


顔に締りがないのは自覚はあったけど。


「お前にやけすぎ」


新の台詞に右手で口を覆った。


「バレバレでしょ?」


祐介のくすくす笑う声が癇に障るけど、ニヤける顔を止めることなんて出来なかった。。


「どこ行ってたのよ?」


口を尖らせてやってくる欄に蓮は振り返って、少し考えて、口にする。


「お前、彼氏大事にしろよ?」


柄にもない台詞を蓮が口にするものだから、欄の顔に驚きの表情が浮かぶ。


「は?」


そんなやり取りに新と祐介が声を出して笑う。


「っんだよ!お前ら!」


十分おかしいのは自覚してるから、連は顔を赤くしてこう叫ぶことしか出来なくて・・・。



早く放課後になればいいのに。




思うのはそればかり。