「これ・・・・・・・」




「樹が亜美ちゃんにって・・・」




「樹から・・・・ですか」




私はその手紙を読まずに眺めた。



読まないというより読めなかった。



完璧に私は泣き崩れてしまうから。





「亜美ちゃん・・・ありがとう。樹のそばにいてくれて・・・うぅっ」




「お母さ・・・っ私っ・・・樹っっヒクッ」




「亜美ぃ・・・」




私の肩を抱きながら由香も泣いた。




樹は色んな人に愛されてたんだね。