俺が三神の正体を知った時と同じシチュエーション。 …神田が俺で、俺が三神になっているが。 神田が上体を起こす。 「…大丈夫か、気分は悪くないか?」 「う、うん…でも僕、どうしてここに…」 枕もとに置いてあった眼鏡をかけ、キョロキョロと見渡す。 「ああ、お前…教室で倒れてたから。 保健室につれてきた」 「そっか…ごめん、ありがとう」 笑みを浮かべながらそう言った。