「どうしたんだよ、何か用か?」 神田はしばらくうつむいたかと思うと―― 突然、決心したように顔をあげた。 「かっ、かか神威くんっ!! こ…こ、これを三神さんに渡してほしいんだっ!!」 「…はぇ?」 差し出されたのは、一通のテガミ。 ・……明らかにこれは…。 「おい、もしかしてこれ…」 恐る恐るたずねる。