青春☆スレイヤー



「……三神、それを下ろせ」


「……………」



じぃ、と睨みあっていること十数分。


ついに根負けした三神が、鎌を下ろした。




「ありがとう、三神」



「…お礼を言われる筋合いはありません」




冷たくそれだけ言うと、踵をかえした。





しばらく三神の歩いていく姿をみていると、人払いが解けたのか、段々と生徒が増えた。



後ろにいた生徒も、いつの間にか消えていた。