青春☆スレイヤー



ちょっと…いや、かなり嬉しくて頬がだらしなく緩む。



「ま、真琴くん?」


「あっ、いや…その、な、何でもねえよ!」


ぶっきらぼうにそう言い放つ。




「――…きた」




「え?」


小さな声は、三神のものだった。



ガタッといきなり席を立ち、弁当を手早く片付ける。


「お、おい…三神?」


三神は俺のことも無視して走り去った。