「「ええぇっ!?」」 どこかに隠れていたらしい町田も、一緒になって叫んだ。 「…どうしよ、俺。――全部覚えてる」 「…ど、どうしてかな?確かに刈ったはずだよ…?」 さしもの町田も、さすがに動揺している。 そりゃ、こっちだって。 最後だと思ったから、記憶を消してくれると思ったから、 あんなめちゃくちゃ恥ずかしい告白だってしたのにっ。