「……つまり、鎌を持ってたが別に危ないことが起きるわけでなく…」 「――…ええ、命はとれませんから」 三神は軽く目を伏せた。 「では・……記憶を刈りますよ」 「あ、待って」 言いづらそうに三神が言ったのを、ぱっと止める。 「なんです…?」 ちょっと何よ、私頑張って言ったのに! …とでも言いたげな視線をよこされる。 「そのゴスロリも…何か関係あんのか?」 「……まあ…制服みたいなものです」