青春☆スレイヤー




「……とにかく」



ベッドの横の椅子に座っていた三神がたちあがった。



「――あなたからは、記憶を取り除かなければいけません。


スレイヤーのことを知ってしまったから」




「は…!?」


三神はどこかへ電話をかけた。



――すると、すぐに一人の男がやってきた。


長身で、笑顔を浮かべている優男。



「…ほんの数分前までで結構ですので。


あまり、深くは取らないでください…町田さん」


三神が念を押すように、言う。

…俺にはさっぱりわからない。