「え……だって俺…三神に鎌で斬られたんじゃ…?」 はあ、とまた溜息をつかれる。 「……ええ、確かに『斬りました』」 ……………。 「ええぇっ!!? 俺、やっぱ死んでる!?…三神がもの凄く喋るし…」 三神はもう溜息はつかず、かわりに呆れた顔をしている。 「じゃあ、どうして俺は…?」 死んでいないとしても、どこも痛くないのはおかしい。 バッ、とシャツを捲って腹をみるけど、縫合後もない。