その彼女の目がみえない理由。 ――…それは、スレイヤーに襲われたからである。 「ここにも、バッドスレイヤーがいるのねぇ。 …町田くんが監督してるから、油断してたかも」 ふふ、と笑う。 「…私、スレイヤーがスレイヤーに襲われるなんて… 知りませんでした」 ――『バッドスレイヤー』の存在。 いわゆる、スレイヤーの力を悪用する者。 スレイヤーでありながら。