七夕の流れ星に願いを

「…み…。…南海…?」
「…んにゃ…?」
「またボーッとして。さっきの話聞いてた?」
「うーん、分かんないや」
「駄目じゃん!弥生、教えてあげな」
「何で私が!?」


私はまたボーッとしていたらしい。


でもまぁこんな事はいつもの事だけど。


気が着いたら私はいつも考え事していたり、本に夢中になっていたり。


そんな事をしていたら一人ぼっちになってしまうという事は分かっているのだけど…


多分それはきっと一生直らないだろう。


暗すぎる過去、明るすぎる現在。


暗すぎる自分、明るすぎる周囲。