ちっちゃいあいつに恋をして




すると隣で
突然細田が立ち上がった。


「岡村…ちょっと。」

聞きたくない。
聞きたくないけど
現実を受け入れな
あかんねんや…。

アタシは笑顔で
『うんっ。』
と言って教室を出た。

この時すでにアタシは
涙ぐんでいた。