「月くん。どうして!?どうして、本田明なの?私、勉強だって出来るし、お金持ちだし。あなたの事退屈させないわよ」

「………」

「何でなの?どうして?」

放課後、先生に呼びだされたから、サボって保健室で寝ようと廊下を歩いてたら、松宮と月くんが空き教室で話してるのが聞こえた。