就寝時間。 「メール来てない?」 「ああ、来てない」 「じゃあ、おやすみ」 「おやすみ」 そう言って、空き部屋のドアを閉めた。 …と思いきや、ちょっと開けてみた。 「ん?どした? 眠れないのか?」 ケイタはさっきと同じ体制で布団に座っていた。 …。 「一緒に寝たいのか?」 「結構です!!!」 私は大きな音を立ててドアを閉めた。