「とにかく!
この家から出てって!」
「来てそうそう追い出すのかよ」
そう言って彼は私のベッドでくつろぐ。
「せめてもてなしっていうのはないのかよ。
礼儀がなってねーな」
「ケータイをもてなす人がどこにいる」
「まっ、オレを捨てても
オレを買った金を捨てるって事になるだけだしー」
ムッ、痛いところをつつかれた。
返品できないからと言って
こいつを捨てたらその分の金を捨てるって事になる。
うう…
「それにオレはこれでもケータイだ。
このご時世ケータイなしで生活するのは大変だぜ?」
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