俺様ケータイ



また失恋だ。



「お前はさ、自然の出会いのが合ってるって」

「同情すんなよ」

オレは振り払うように早足で歩く。



「オレは肉食男子にはなれない。

なれないまま、

ずっとカノジョができないんでいるんだ…」


「それは違うと思うな」


「何言って…!」


巧に言い返そうと振り向くと

前から声が聞こえた。



「草加くん」


聞き覚えのある声。