売店の裏から抜けて、コーヒーカップに向かった。 「ママぁ。凛、ここの暗い道怖いよぉ。あっち通りたい!」 ば…ばかぁぁ! その時ばかりは凛に呆れてしまった。 「凛、勘弁してくれよ。…ほら、これでいいだろ?」 愁弥が凛を抱きあげてそのまま肩車をした。 「わぁぁい♪ママより高い!」 「そう…。よかったねぇ♪」 凛は楽しんでるようだし、いっか。