その日の帰り道、先パイに話しがあると言われ家まで送ってもらえるコトになった。 先パイの家は電車に乗らなくちゃいけないほど遠い。 だから、なんど断っても『今話さないとだめ』と言い続けられ、結局わたしが折れ送ってもらえるコトに。 話しがあるって言われたから、もうなんとなく分かってた。 「さっきの……耳のコトなんだけど」 ホラ、やっぱり。