頭を撫でる回数が徐々に増えていった。 なにかゲームをするとき、必ず先パイはわたしの隣または、真ん前に座った。 わたしが席を立つとどこまでもいつまでたっても、後ろからついてきた。 しばらくして、そんな光景を見ていたであろーひとりの女の子がこう言った。 『かんちゃん、わーちゃんのコトかなり気に入ってんね。 まるで妹のコトが大好きで仕方ないって感じのお兄ちゃんみたいだよ』