神田先パイはとても面白くて、お兄ちゃんみたいな人だった。 人見知りが激しいわたしにやたら…てかウザイほど話しかけてきてくれた。 本来なら美波先生に教わるはずの勉強を、神田先パイがそっせんして教えてくれた。 ご飯のときわたしは普段から昼ご飯を食べないので、ボケーッとしているといつもいちご味の飴ちゃんをくれた。 それからわたしがフリースクールに通い始めて1ヶ月たったある日、嬉しい出来事が起きた――――