勢いよくドアを開けると、見学のときには居なかった男の子が目の前に居た。 何故かお互い驚いて、その場で固まり見つめ合う形となってしまった。 数秒後、その男の子がめがねのレンズ越しに目を大きくあけ、わたしの方に走り寄ってきた。 また毎度ながら、ボケーッとしていると 「もしかして、わーちゃん!? 中3の!!」 と男の子がわたしをガン見しながら、聞いてきた。