だけどそのかわり、わたしは人の視線が気になり始めた。 『違う』 そう思えば、思うほどこの悪い爪を 《見られてるんじゃないか》 《たまたま見て気持ち悪がられたらどうしよう》 そんな気持ちが、外に出ると少しずつ高まっていった。