それから西谷くんは、わたしを家の近くまで送ってくれた。 別れぎわ 『あいつの前では驚いたふりしたケド…実は知ってたんだ、爪のコト』 『でも俺は、和穏のその爪を見て気持ち悪いとかそーゆのん、いちども思ったコトねぇーから!それだけは知ってて』 結局バレてたコトを知らされたケド、西谷くんは最後まで優しかった。