それでもわたしは振り返るコトなく、家まで全力疾走した。 《俺とお前今年も同じクラスだぞー だから俺クラスで待ってかっら〜〜》 確かにそう西谷くんは言った。 最後の最後にそんなコト言わないで欲しかった。 知らないままで良かったのに。