そうこうしているうちに、 「とうちゃーく!!」 校門の端で急ブレーキをする。 「ありがと。遅れないようにね。」 「うーい。なゆは男子トイレ覗くくらいの勢いで踏ん張ってこい!」 「ただの変態じゃん!!」 荒々しいけど、いつも恭ちゃんは、気にかけてくれる。 男子恐怖症のあたしにとって、大切な存在。