自分の部屋で着替えて、リビングに行くと、おじさんが新聞を読んでいるところだった。 「おはよー」 「あぁ、七夕か。今日は早いじゃないか。」 中学より、登校が遅めになった高校生活は、恭ちゃんの部屋で寝ない限りいつもより長い睡眠時間がとれる。 「うん。恭ちゃんに起こして貰ったの。」 「恭太にか、本当に仲良しだな。」