周りのみんなも、またか…みたいな眼差しで横にいるあたしに訴える。 女子は良いが、男子からそんな眼差し受ける筋合いないんだけど。 いつの間にか、たくさんの視線の中に男子の視線もあると思うとケータイを握る右手が震える。 落とさないようにカッターシャツの胸ポケットに入れる。 「はいはーい。麻紀もみぃもそこまで。そんなしょうもない喧嘩しないの!」