「柚山、勉強はかどってるか?」 「毎日、必死に勉強しています」 「柚山は努力家だからなー。無理すんなよ」 「はい」 ちゃんと私が今まで努力してきた事、先生は見ててくれたんだね。 「よし、もうそろそろ行くか」 「はい」 先生と体育倉庫を出る。 歩きながら 「柚山」 「はい」 「試験頑張れよ!」 って先生は言ってくれたから 「はいっ!」 って私は大きく頷いた。