幸せが欲しい


「もう配ってたんだー」

って畑田さんは笑った。

「いこうよ!」

「うん!」

私も笑顔になる。

畑田さんといると何か笑顔になるなー。

青年の家から少し歩いた所にある広場には人が数え切れない程いた。

一学年に200人いるからきっとそれぐらいの人数がいるだろう。


電灯もなく暗闇で何も見えない。

真っ暗だなー。

「もう始まったの?」

「ライター回って来ないよー」

色々なざわめきが聞こえる。