え? 今何て… 「来ていいんですか?」 「うん!」 先生は笑顔でそう言う。 「秘密にしてくれるお礼に来なよ、ここに。俺は授業がない時はたいていここにいるから」 「はい!」 私は重いポールを持って走り出した。 嬉しい時には走り出したくなる。 先生の秘密基地に行ってもいいんだ! 私だけだよね?