幸せが欲しい



一人で急いでお弁当を食べて私は教室を出た。

昼休み、一人で教室にいたくないから。

行く宛てもなく私は校内をふらふら。

淋しい。

先生、会いたい。

先生、先生は誰が好きなの?


なんでかな?

私は気付いたら体育倉庫の前にいた。

先生…

会いたい。

私、淋しいよ。

でもドアを開けられなかった。

いつもこのドアを開けるのに勇気がいる。

どうしよう。


―さよなら、真珠―