【完】禁断の恋〜好きと気づくとき〜

近寄ってくるのはいつも佳祐のほうだ。



私から行くことなんて、滅多にない。



「…約束、できないの?」


先輩たちが私を睨む。



まるでシンデレラの気分を味わってるみたいだ。



お姉さん、恐るべし。



「…あなた、口も利けないの?」



茶髪の先輩が、私の頬を思いっ切りひっぱたいた。



パシンッと大きな音が、裏庭中に響いた。



────痛っ!



叩かれた頬は、多分赤く染まっているだろう。



いやだ…



佳祐、助けて……