「…はぁ、ある意味佳祐になりたいわ」



「は?なんで??」



だって佳祐、恋愛上級者なんでしょ?



中学の頃やばかったって、親に聞いたことがある。



色んな女のこと色んな形の恋愛をしたんだろうな。



佳祐は、悔しいけどかっこいいし。



…まぁ、私には関係ないけど。



「…おい!」



「…あ!?」



いけない。



また佳祐のこと考えてボーッとしてた。



「…今、気になる奴のこと考えてただろ?」



佳祐は少し険しい表情で私を見た。