【完】禁断の恋〜好きと気づくとき〜

「菜摘ちゃーん!この子ゎね、佳祐くんって言って、菜摘ちゃんのいとこなのよ?仲良くしてあげてね」



そう言って、七海さんは菜摘と俺の頭をポンッと軽く叩いて行ってしまった。




「……」



菜摘はじっと俺の目を見つめた。



汚れてない、純粋な瞳。



七海さんと仲良くしていた菜摘に、少しヤキモチを妬いてしまう。




菜摘は、俺が菜摘を邪険にしていることには全く気づかない様子で、俺に近寄ってきた。