【完】禁断の恋〜好きと気づくとき〜

佳祐じゃなく私に…。




それが嬉しくてたまらない。




「はい!」



私は元気よく返事をすると、第二会議室へ向かった。




「おい待てよ!」




後ろから佳祐が追いかけてくる。



誰が待ってやるもんか。



第二会議室の前に来ると、先生に言われたとおり鍵を開けて中に入った。




中には机と椅子が綺麗にズラッと並べてあった。



「へ〜、結構広いじゃん」


佳祐は感心したようにため息を零した。