【完】禁断の恋〜好きと気づくとき〜

先生から見たら、生徒なんて恋愛対象に入らないんだろうな。




ちょっと悲しいかも。



でも私、頑張るもん!




彼女のこと、話してくれたの私だけだし!




一緒に寝転んだし。



少しは望みあるかも…。




「……おい、菜摘!」



小声で話しかけてくる佳祐。



うざいからシカトしていると。



ガンッ!!



先生が黒板のほうを向いている間に、佳祐が私の椅子の脚を蹴ってきた。



「このくそ野郎…!」



私も倍にして蹴り返してやった。



ガターンッ!!



すると佳祐の椅子は勢いよく倒れて、佳祐自身は椅子から飛びのいた。